Travis Japan吉澤閑也、初の連ドラ本格出演で緊張「どう壁をぶち壊していけばいいの…
ドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』に出演する吉澤閑也 (C)TBS
【劇中写真】マネージャー役に挑戦する吉澤閑也
今回、壮絶な復讐劇を繰り広げる、インフルエンサー兼ピアニスト・麗奈を献身的に支えるマネージャー・飯田ゆうき役を演じるのが、吉澤閑也(Travis Japan)。今回、連ドラ本格初出演に挑む吉澤が合同取材で、撮影の裏側を語った。
■演技経験を持つメンバーから学び「すごく勉強させてもらっています」
――初の本格連ドラ出演ということで、今の気持ちはどうでしょうか。
シンプルに放送が楽しみです。今でも検索して『わあ、ファンの人喜んでるな~楽しみにしてるな~』って楽しみにしてくれているのを見て、僕も楽しみになっている感じです。
――そのファンのみなさんの反響はどのようなものがありましたか。
それこそほかのメンバーが恋愛系のドラマに出演するので、閑也はシリアスなほうに出演するんだ…みたいな反響も結構あったりしたので、そこは期待を裏切れたのかな?結構明るい現場に呼んでもらうことが多いので、自分としても新鮮でした。
――以前は、メンバーのお芝居やドラマを見ることは恥ずかしいとおっしゃっていましたが…見てほしい気持ちはありますか。
メンバーに見られる恥ずかしさはやっぱりありますけど、怖いシーンもメンバーならより楽しめるんじゃないかな?ワッと驚いちゃう方もいるかもしれないですが、自分の役でそういうシーンも和ませられたらいいな。メンバーからの感想も楽しみです。
――なにかアドバイスや印象的な会話はありましたか。
それこそうちの(松田)元太とか、ちゃか(宮近海斗)がドラマの経験がありますけど、移動中の車の中で、みんな台本を読んでいたりするので『こういう時に覚えているんだ』と自分もマネしてみたりしました。あとは声に出してみたりとか…結構イジられますけどね(笑)。声に出して練習しないと覚えられないので、セリフを声に出して覚えたりするんですよ。そしたらYouTube撮影でイジられて『うるさいんだよ』って言われました(笑)。結構な音量で練習しちゃうから、ちょっと迷惑かけているなっていうのはありますけど、舞台などでもそうですがメンバーから、演じることについてすごく勉強させてもらっています。
■テンション高めの役柄は「プライベートの閑也の2割増し」 はっちゃけシーンは自ら提案
――ゆうきは作品の中でも明るい立ち位置のキャラクターですね。
明るい役なので“バラエティーに出演しているときの閑也”ぐらいのテンション感で演じているイメージではあります。普段のプライベートの閑也の2割増しぐらいのテンション感で演じていますね(笑)。
――では、わりと自然に役を落とし込めたのでしょうか。
でも、やっぱり役を演じるのも久々で難しかったです。そもそもドラマってどう撮っていくんだろう?っていう不安があったし、でも現場でそういう説明はあんまりないから(笑)。慣れている人のなかで現場に入ったので『はい、このシーンを撮りま~す』『撮るんですね!』みたいな感じで(笑)。でもみなさん、スタッフさんも優しかったです。ただ、7話を撮っていたのに今度は1話を撮って…とかそういうこともあったので、どういうテンションでいけばいいのか。緊張感もありつつ、テンションの高さをキープしながら演じるっていうのはすごく難しくて。監督からもうちょっとテンション高いほうがいいなどアドバイスをもらったりしました。
――役作りでは、監督やプロデューサーに自分から相談するタイプなのか、あらかじめその固めたものを1回やってみるタイプなのか、どちらでしょうか。
僕は人見知りなので、気軽に相談ができるタイプじゃなくて…。とりあえず監督さんや脚本家の方の意図を汲みつつ、こういう感じかなと台本を見てある程度自分で想像しながら演じてみて、アドバイスいただきながら直して…みたいな感じかな。ただ、終盤、結構はっちゃけたシーンでそこは自分で結構考えて『こういう動きでいいですか?』と提案したら『いいじゃん!』と採用されたシーンなので楽しみにしてほしいです。『はっちゃけてるな~』って感じると思うのでぜひチェックしてほしいです。
―― チーフマネージャーを参考に役作りしているとお聞きしたのですが、どのようなところを参考にしたのでしょうか。
動き・立ち振る舞いなど、(マネージャーのほうを見ながら)今みたいに立ち姿を見て、普段から参考になっているというか、頭の中にあるので、そこは苦労しなかったです。
――役を通してマネージャーという仕事の大変さみたいなのがちょっとわかったりすることも…?
いや、もう普段からわかりますよ!(笑)今回、僕はマネージャー役として、1人の方をサポートする感じでしたが、僕らのマネージャーの場合、7人をサポートしてくれているので、もっと大変なのだろうなって思いましたし、タレントさんを笑顔にして、気遣うという部分では、マネージャーのお仕事はより大変だな、と。
――現場の様子はどうでしょうか。
シリアスなドラマを撮る時は結構シリアスな雰囲気になると聞いたのですが、そういうわけでもなくて。今回、ドーナツを差し入れさせてもらったのですが、みんなで『ドーナツどれにする?』みたいな会話をしたのはすごく印象的でした。佐々木希さんも『どうしよう?』って10分ぐらい悩んで、結局呼ばれて全然食べられていないっていう(笑)。和やかな現場で、いいなって思いました。
――ドーナツの差し入れは好評でしたか?
好評でした!ただ、その時に渋谷さんはいなかったんです。クランクインしたときに甘いものの話をしていたので、ドーナツがいいな~と思って差し入れたんですけど、その時にちょっとタイミング合わなくて。申し訳なかったです。差し入れはしたいっていう気持ちがあって、みなさん僕よりすごくセリフも多いし、出番も多いから『疲れて眠いだろうな』とコーヒーとドーナツを差し入れさせていただきました。そしたらみなさんの力にもなれるかな、と思ったので。
■役柄で“マネージメント”する渋谷凪咲の印象は…「七五三掛(龍也)といるような感覚」
――改めて主演の佐々木さんと渋谷さんの印象はいかがでしょうか。
改めてプロだな、と思いました。しゃべっている時と『撮影を始めます』ってなった時の切り替えの仕方が、やっぱり女優さんだな…と思いました。顔つきが変わるというか、雰囲気が一瞬で変わるから、最初はびっくりしました。人ってこんなに一瞬で変われるんだ、と。いつセリフ覚えているんですか?みたいな。僕には到底できない、プロの技を感じました。お二人とも待合室で女子トークしていた雰囲気から一気に変わるんです。結構シリアスな場面が多いから、なんでそんなに切り替えられるの?と不思議でした。
――その理由を聞いてみたり…。
聞けないですよ!(笑)ただその女子トークも大変で…(笑)。僕がクランクインした日が、 それこそ井上(祐貴)さんたちがいなくて、男子は僕だけ。4、5人くらいの女優さんとの撮影だったのですごく気まずくて(笑)。みんなで韓国ドラマとか韓国のアーティストさんの話を始めるから、全然わからなくてついていけなくて。韓国語をしゃべれる方も2人ぐらいいて、韓国語でしゃべり始めたりするから入っていけなくて、もっと気まずくなるという(笑)。マネージャーさんと並んで立っている、みたいな時もありましたね(笑)。
――お二方のイメージにギャップなどはありましたか。
クランクインした時、佐々木さんはあまりしゃべらない方なのかなと思っていたのですが、それこそドーナツではしゃいでいる姿は、いい意味でキャピキャピしたところもあったのが印象的でした。現場にいやすくしてくれて、大人の余裕みたいなものを感じましたね。渋谷さんはカメラの回っていない時はすごく天然というかふわっとしていて、メンバーでいうと七五三掛(龍也)といるような感覚に近かった。しゃべっていても話題が次々と変わっていくから面白い方だな、と。いろいろな情報とか…焼き芋は冷凍すると美味しいですよ、みたいな話をしてくれて、すごくいい方なんだなって思いましたね。
――メンバーがいない状況で芝居の現場を経験するのはほぼ初めてとなりましたが、プレッシャーを感じるような緊張はありますか。
ありますね。すごく人見知りなので。最初の1歩目を踏み出すのがすごく怖いんです。いつも、どう壁をぶち壊していけばいいのか、今回もすごく苦労しました。それこそどう女子トークに入ればいいのかとか(笑)。井上さんは年下だけど俳優さんとしては先輩だから、どう接すればいいのかな、と最終日ぐらいまで悩み続けました(笑)。でも距離感は縮まった気はしますね。このキャストの方たちでよかったなって改めて思いました。このキャストじゃなかったら、たぶん緊張してテンション高く演じることができなかった気がします。周りのみなさんの空気に助けられました。
――今回のようにハラハラ・ドキドキするような怖い作品自体は好きですか。
僕は結構好きなので、怖くて台本が読めないとかは全然なかったですし、むしろ楽しみ、今後どうなるのって思いました。アクションが好きなので『もしかしたらアクションあるかも!?』って思ったのですが、なかったです(笑)。マネージャーだったので…。それは次回にとっておきます。
――この作品ならではの見どころはどこでしょうか。
登場人物の裏設定やその時にどう感じているか、どう思っているかっていう部分がすごくキーになるドラマになるので、1話からこの人はどういうキャラクターなんだろうっていうのを考えながら観るとすごく面白いと思います。観ている人が、どのキャラクターに共感するかによって見え方が変わってくるドラマ。僕も台本を読んでいて『この人、かわいそうだな』とすごく思いました。どの人に対しても『こいつ、最低!』ってならない感じ…いや、なるけどならない!(笑)どっちだ?みたいな感情になるので、そこが面白いですね。二面性が楽しめるドラマだと思います。
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