増田貴久、“MCナシ”歌に向き合った初の単独コンサート テゴマス&初期ソロ曲も熱唱【ネタバ…

2025/02/26 04:00 

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『増田貴久 1st LIVE 喜怒哀楽』より増田貴久

 3人組グループ・NEWSの増田貴久が25日、東京ガーデンシアターで『増田貴久 1st LIVE 喜怒哀楽』(読み:マスダタカヒサファーストライブキドアイラク)を開催。自身初の単独コンサートとなる今回、自身初となる会場のステージに立ち、MCタイムはナシ、持ち前の歌声で約8000人を魅了した(以下、本編のネタバレを含みます)。

【写真】増田貴久がソロで熱唱

 同公演は今月12日にリリースした 1stソロアルバム「喜怒哀楽」を中心に構成。オープニング・エンディングともにリード曲「喜怒哀楽」が飾り、アカペラとエンディングではマイクなしというとにかくその圧倒的な声量と表現力で一気に観客を引き込んだ。

 ミュージカル調の演出で魅せる「Venom」やEvery Little Thing の名曲「恋文」、山下達郎のカバー曲「FOREVER MINE」のカバーなど多彩なステージを展開していくなか、第2ブロックからは総勢25人のストリングスも合流。生バンドを従えて奏でられるサウンドと増田の歌声のコラボレーションがホールならではの音響環境によってさらに壮大な世界観を構築した。

 もちろん歌だけではなく軽やかなステップや、キャラメルボイスも相まってよりセクシーさを感じるダンスも見どころに。音に合わせ照明機材がまるでダンサーの一員であるかのように輝き、アーティスティックな空間を演出する「kawaii」、2007年のコンサート『Never Ending Wonderful Story』以来約18年ぶりの披露となる「Pumpkin」に、ファンから高い支持を得る「Remedy」…とダンスでも存分にその実力を発揮した。

 一方、合間の映像では「まっすーの喜怒哀楽を引き出そう」という名目のもと、増田が激辛餃子や100秒で泣けるかチャレンジなどでゆるい笑いを起こす。静まり返りひたすら歌声に聞き入るファンに束の間の脱力時間を与え絶妙な緩急を生んでいた。

 また、手越祐也とのユニット・テゴマスとしてのデビュー「ミソスープ」はイントロとともにワッと歓声があがり、包み込むような歌声やマイクを客席に向ける優しい笑顔に呼応するように、涙する人も。ラスト1曲の前には、増田がモニターにスタッフクレジットが流れていくエンドロールをステージ上で客席に背を向けたままみつめ、最後に「”Produced by 増田貴久」の文字が表示されると達成感がにじむようなガッツポーズを見せた。

 同ライブは2都市4公演で行われ2万6700人を動員。この日は約2時間で19曲を披露。ラストは「NEWSの増田貴久でした!ありがとうございました!」と大満足の笑顔を振りまいて、8000人から贈られる万雷の拍手を一身に浴びてステージを後にした。
ORICON NEWS

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