兵庫維新 増山氏を除名、岸口氏を離党勧告の方向 情報提供問題

2025/02/25 23:32 

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 兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑に関連する情報を日本維新の会に所属する兵庫県議3人が政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に提供した問題で、県組織・兵庫維新の会は25日、処分を決める執行役員会を開き、増山誠県議(46)を除名、岸口実県議(60)を離党勧告とする方向で検討している。26日にも処分を公表する。関係者への取材で判明した。

 兵庫維新の会は、神戸市で24日に党紀委員会を開き、2人から非公開で聞き取りを実施した。情報提供を意図して立花氏に電話で接触した白井孝明県議(41)については、引き続き処分を検討する。

 維新の調査結果などによると、増山氏は非公開で実施した県議会調査特別委員会(百条委)の議事を自ら録音したデータと、知事らの疑惑を告発した元県西播磨県民局長(2024年7月に死亡)の私的情報に触れた自作の文書を、24年10月31日に立花氏へ提供した。

 百条委の録音データは、片山安孝元副知事の証人尋問でのやり取りが記録されていた。10月25日の百条委は、斎藤氏の失職に伴う知事選(11月17日)への影響を避けるため、非公開で実施していた。増山氏は23日の記者会見で「議会のルールを破った。私の行為は重い」として離党届を提出したことを明らかにしている。

 岸口氏は11月1日、民間人とともに立花氏と面会し、増山氏とは別の真偽不明の文書を渡す場に立ち会った。この文書は、百条委の委員だった竹内英明元県議(25年1月に死亡)を「黒幕」と名指ししていた。これを根拠に、立花氏がSNS(ネット交流サービス)などで発信し、竹内氏らが中傷される一因となった。

 岸口氏は百条委の副委員長、増山氏は委員を務めていたが、問題発覚後に辞職している。【栗田亨】

毎日新聞

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