【RIZIN】「弱点だらけのヒロヤをぶん殴ってKOするだけ」篠塚辰樹がMMAデビュー戦でも…

2025/03/16 12:00 

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5月4日『RIZIN男祭り』でMMAデビューしヒロヤと対戦する篠塚辰樹 (C)ORICON NewS inc.

 朝倉未来の復帰が発表された5月4日の『RIZIN男祭り』(東京ドーム)で、刺激的な試合が決定した。これまでSNSでバトルを繰り広げ、昨年大みそかの『雷神番外地』のリングでも一触即発の事態となった、ヒロヤと篠塚辰樹がついに対戦する。

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 盟友の平本蓮が率いるブラックローズの一員としてRIZINに参戦してきた篠塚だが、これまでの試合のルールは立ち技のみで、今回がMMAデビュー戦となる。キャリアも長くタックルが得意なヒロヤが有利にも思えるが、篠塚は「これは俺とヒロヤの試合じゃなくて、俺のMMAデビュー戦で相手がヒロヤってだけ。サクッと勝ちます」と自信満々に語る。その自信はどこからくるのか、ファイターとしての成り立ちからMMAへの適応まで、本人に聞いてみた。

■ターニングポイントはKO負けした試合「そっからマジで格闘技を頑張るって決めた」

――篠塚選手のMMAデビュー戦が、東京ドームという日本屈指の大会場で決まりました。

【篠塚】最高ッス。自分が格闘技を始めた頃は自分が東京ドームで試合をやるなんて想像できなかったけど、だんだん会場が大きくなっていって、ここまでたどり着いてうれしいですね。

――東京ドームでの格闘技といえば、2022年の『THE MATCH』が大きな話題となりましたが、篠塚選手は会場で観戦しましたか?

【篠塚】あんまり興味なかったし、友達も出てなかったので見てなかったですね。天心vs.武尊だけYouTubeで後から見ました(笑)。

――東京ドームで試合をできるまで、プロ格闘家として長く活動してきた篠塚選手ですが、「自分が格闘家としてやっていける」と感じた、ターニングポイントになった試合はありますか?

【篠塚】(2021年12月の)『Krush』の最初のタイトルマッチで新美貴士選手に負けた試合ですね。そっからマジで格闘技を頑張るって決めたし、負けて良かったです。もし勝ってたらあのまま調子に乗ってあんまり練習もせず、毎日酒を飲んでて、絶対に今の位置にいなかったんで、あの試合はいいきっかけでしたね。あそこで負けて「もう負けたくない」って本気で思って、実際にそっから負けてないんで。

――去年4月の『RIZIN.46』のベアナックル戦も含めて6連勝中です。

【篠塚】まったく負ける気がしないし、それだけの練習をやってるから勝って当然なんで。

――ただ、これまでのRIZINの試合は冨澤大智選手や野田蒼選手など、戦前予想で「篠塚選手が有利」と言われる試合が続きました。

【篠塚】だから今年から本当の挑戦です。この前の野田との試合なんて早く勝ちすぎたから「これで会場は大丈夫?」ってものすごく気まずかったんで(笑)。ただ、その試合直後にヒロヤが出てきて盛り上がったから、結果的に良かったッスね。

■「ヒロヤは俺のことが好き。ずっと前から俺のインスタをフォローしてたし」

――ヒロヤ選手とはSNSでのバチバチもありましたが、以前から因縁があったのでしょうか?

【篠塚】別に因縁なんてないッスよ。ただ、試合をするならいきなり戦うよりちょっとおちょくって怒らせようかなって感じですね。この試合はあくまで俺のMMAデビュー戦ってだけなんで、その相手が知名度はあるけどあんま強くない“おチビちゃん”になって、単なるお飾りですよ。

――2023年大みそかの冨澤戦後のインタビューで「これからMMAやります」と宣言していましたが、そのころからMMAの練習に取り組んできたのでしょうか?

【篠塚】ガッツリやり始めたのは今年からですね。それまでは遊びぐらいの感じで、たまにやってる感じの動画をSNSにアップして(笑)。やることが多すぎて大変だけど、めっちゃ楽しいですね。毎日クタクタになるから、パーティーに行く回数は超減ったッス(笑)。次の日も練習を頑張ろうって思ったら、自然と遊びに行かなくなっちゃいました。試合が終わったら遊びます(笑)。

――篠塚選手とヒロヤ選手は、実は生年月日が一緒なんですよね(1998年5月7日)。

【篠塚】完全に一緒で、RIZINに同じ誕生日のヤツはいらないんで消します。

――2人ともオシャレですし、仲良くなれそうな気もしたのですが…

【篠塚】多分アイツは俺のことが好きでしたよ、ずっと前から俺のインスタをフォローしてたし。で、試合になりそうになったらいきなり外されたんですけど、どうでもいいです。

――ヒロヤ選手はタックルからの組技が得意ですが、対策はできていますか?

【篠塚】いや、アイツはただ突っ込んでるだけじゃないッスか。引き出しがないから押し込んでもなにもしないんで、心配ないかな。不器用で打撃ができないから、とりあえずタックルで「よいしょ」ってやってるけど、何も怖くないんで。タックルを切ってぶん殴って蹴っ飛ばします。KO勝利のみッス。

――SNSでは重いバーベルを上げる動画も公開していましたが、フィジカル強化も取り組んでいる?

【篠塚】これまで全くフィジカルをやってなかったけど、今年からやり始めて体重が3キロくらい増えたし、組技や寝技の練習をすることでパワーが増えて打撃も強化されたッスね。

――篠塚選手といえば入場シーンもすごく魅力的ですが、東京ドームの長い花道をどうやって入場するかイメージしていますか?

【篠塚】めっちゃ考えていて、いま3パターンくらい想定しているけど、あとはバイブスで決めます。入場曲も自分で作ってるし、入場でガンガン盛り上げて、試合はサクッと終わらせますよ。

■盟友・平本蓮に代わり「俺がドームを盛り上げる」赤田プレイボイ功輝とは絶縁!?

――東京ドーム大会は、そもそも平本蓮選手と朝倉未来選手の再戦から始まった大会ですが、平本選手の負傷により試合は中止となりました。平本選手と一緒に練習している篠塚選手としては、悔しさもあるのでは?

【篠塚】怪我はしょうがないです。肩の腱がちぎれて、あれで試合なんて絶対に無理なんで。その代わりに俺がドームを盛り上げますから。練習には来てくれて、鬼コーチになってますよ(笑)。

――同じジムの赤田プレイボイ功輝選手と一緒に練習しているのでしょうか?

【篠塚】赤田とはやってないです。仲よくないんで、今は関わらないようにしてます。アイツの次の試合(3月30日『RIZIN.50』)も勝とうが負けようがどうでもいいし、応援しないッス。ただ、飯を食いに香川には行くかもしれないかな。でも、アイツとは完全に絶縁したんで。

――昨年の大みそかの『雷神番外地』の試合後インタビューでは、仲良く2人で登場していましたが…。

【篠塚】でもジムにはほかに若くて強い選手もめっちゃ入ってきて、いい環境になってきました。やっとチームらしくなってきて、毎日いい練習ができて最高で楽しいッスね。自分もサウンド作りとかいろんなことをやってるけど、今は格闘技だけに本気で集中しているし、RIZINで勝って知名度が上がれば自分のサウンドとかも広がっていくから、今はMMAで強くなることだけ考えて、RIZINフライ級のチャンピオンになります。

――王者の堀口恭司選手を倒すと。

【篠塚】もうおじいちゃんなんだよ、あの人。とりあえずヒロヤに勝って、フライ級トーナメントがあったら出て、一気にチャンピオンになりたいッスね。勢いが大事なので、MMAデビュー戦でしっかり勝って、ポンポンって上がっていきますよ。

●5月4日『RIZIN男祭り』(東京ドーム)対戦カード
・フェザー級タイトルマッチ
(王者)クレベル・コイケ vs. (挑戦者)ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
・フライ級
ヒロヤ vs. 篠塚辰樹
※参戦予定選手
朝倉未来(対戦相手は後日発表)


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