ドジャース・大谷翔平 背中に光る「金のロゴ」は超一流の証し

2025/03/17 06:00 

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 ◇プレシーズンゲーム ○阪神3―0ドジャース●(16日・東京ドーム)

 2年ぶりの日本でのプレーで多くのファンを沸かせているドジャース・大谷翔平選手(30)は、特別なユニホームを着用して今シリーズに臨んでいる。それは大谷選手が大リーグで「超一流」として認められた証しでもある。

 大谷選手は15日の巨人戦、16日の阪神戦ともに1番・指名打者として先発出場。15日は3、16日は2打席立ち、18日のカブスとの開幕戦に向けて最終調整を行った。目をひいたのは、大きな背中の上部にキラリと光るMLB(米大リーグ機構)のロゴ。通常は白、青、赤の3色が配色されるが、ドジャースナインでは、昨季ナ・リーグ最優秀選手(MVP)の大谷選手のものだけが金色に輝いていた。

 大リーグの公式X(ツイッター)によると、金のロゴは昨季の両リーグMVP、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)、新人王に輝いた選手計6人だけがつけることを許される。ほかには、ア・リーグMVPのジャッジ(ヤンキース)、サイ・ヤング賞のセール(ブレーブス)とスクバル(タイガース)、新人王のスキーンズ(パイレーツ)とヒル(ヤンキース)の各選手が特別ロゴを手にした。

 巨人戦では特大の右越え2点本塁打を放って、大観衆からの喝采を一身に浴び、大谷選手は「これだけ(ファンが)入ってくれて。久々に帰ってきたな、という感じでした」。16日の阪神戦は右腕・才木浩人投手と対戦し、1打席目は落ちる変化球を多投されて空振り三振、2打席目は一転して速球中心に攻められて中飛と快音は響かなかった。

 それでもドジャースのロバーツ監督は「大谷のスイングは良かった。2打席はプラン通り。これで開幕に備えようということ」と強調。今季も黄金の背にたがわぬ輝きを放つ、準備は整った。【角田直哉】

毎日新聞

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