広島・原爆資料館に8000万人目の入館者 「体験学び伝えたい」

2025/03/17 13:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 原爆資料館(広島市中区)の開館以来の累計入館者数が16日、8000万人に到達した。8000万人目の入館者となったのは、東京都から家族と訪れた志村莉音(りのん)さん(23)。「広島が受けた被害と被爆者の体験を知って、学んだことを友人に伝えたい」と語った。

 記念のセレモニーでは、資料館の図録や平和記念公園に寄せられた折り鶴の再生紙で作られたノートなどが贈られた。

 原爆資料館は1955年に開館し、8月で開館70周年を迎える。石田芳文館長は「世界が不安定な情勢にある今、さらに多くの人に資料館を訪れて、原爆の壊滅的、非人道的な被害を見てほしい」と話した。【武市智菜実】

毎日新聞

社会

社会一覧>