大分県などは１７日、来月１３日に開幕する大阪・関西万博の開催期間（１０月１３日まで）限定で、大分空港（同県国東市）の愛称を「大分ハローキティ空港」にすると発表した。人気キャラクター「ハローキティ」のライセンス元であるサンリオの子会社が県内でテーマパークを運営している縁で協力。県はキティの国際的知名度を生かし、外国人観光客らを誘致したい考えだ。

　県とサンリオ、運営会社の３者は昨年１２月に観光促進に関する協定を結んでいる。期間中、空港にキティなどサンリオキャラとの写真撮影スペースを設けたり、大分の特産品を紹介するキャラの旗を掲げたりする予定。同県日出町で運営するテーマパーク「ハーモニーランド」と空港を結ぶバスの運行なども計画する。

　１７日の発表会で佐藤樹一郎知事は「国内外に魅力発信を行うことで、大きな相乗効果が生まれると期待している」と述べた。【李英浩】