将棋・服部慎一郎七段 年度最高勝率の57年ぶり記録更新ならず

2025/03/17 21:25 

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 将棋の年度最高勝率更新への期待が高まっていた服部慎一郎七段(25)は17日、東京都渋谷区の将棋会館で指した第96期棋聖戦(産経新聞社主催)決勝トーナメント1回戦で羽生善治九段(54)に敗れ、今年度成績は39勝8敗(未放映のテレビ棋戦を除く)となった。

 敗戦数で中原誠十六世名人(77)が年度最高勝率8割5分5厘を達成した成績(47勝8敗)に並び、年度末までに予定されている対局に全勝しても勝数で届かず、記録更新の可能性がなくなった。

 この日の対局を勝率8割4分8厘で迎えた服部七段は、年度末まで一つも負けず、3連勝以上で終われば、57年ぶりの記録更新となるところだった。

 藤井聡太名人(22)は2023年度に記録更新に迫ったが、46勝8敗(8割5分2厘)で僅かに届かなかった。【新土居仁昌】

毎日新聞

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