二宮和也、映画『8番出口』地下通路で“迷う男”役で出演 監督・脚本は川村元気

2025/03/28 05:00 

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二宮和也が出演、映画『8番出口』8月29日公開決定 (C)2025 映画「8番出口」製作委員会

 全世界累計140万ダウンロードを突破し社会現象となった“異変”探し無限ループゲームを実写映画化した『8番出口』の公開日が8月29日に決定。地下通路で“迷う男”を二宮和也が演じることが発表された。インパクト大の“8”が目を引く、ポスタービジュアルと、“異変”たっぷりの特報映像も解禁となった。

【動画】二宮和也の出演発表 映画『8番出口』特報映像

 実写映画化が発表されて以来、「あのゲームをどうやって実写映画化するの!?」と注目され、昨年12月に解禁となったスーツ姿の“歩く男”(河内大和)の映像も話題となっていた本作。監督・脚本は、『告白』(2010年)、『悪人』(10年)、『怪物』(23年)などの実写作品から、『君の名は。』(16年)、『竜とそばかすの姫』(21年)、『すずめの戸締まり』(22年)などのアニメーション作品まで、数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気が務める。長編映画の監督は、『百花』(22年)以来、2作目。

 初タッグとなる二宮の起用については「せりふやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に“ひきつける”芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただ何かを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線をひきつける力がある俳優。それは『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを『8番出口』では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました」と、明かしている(※下段にコメントの全文を掲載)。

 二宮は「とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのがうれしくて参加できてよかったなと思いました。この作品はなかなか言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。では、異変にお気をつけて、皆様が映画館から出られることを祈っております」と、コメントを寄せた。

 なお、“迷う男”役の二宮と“歩く男”役の河内は、日曜劇場『VIVANT』(23年、TBS)以来、2度目の共演となる。

 ポスタービジュアルの“迷う男”は鬼気迫る表情をしているが、彼に次々と襲い掛かる“異変”とは?視線の先にあるものとは?“迷う男”と“歩く男”は、永遠に繰り返す無限回廊の中でどのように物語に関わっていくのか?「(8番出口)から、外に出ること。」というキャッチコピーが添えられているが、男は無事に地下通路から脱出できるのか?

 さらに本作は、ベルリン映画祭併設のフィルムマーケットにて海外セールスが開始されており、詳細が未発表にも関わらず、すでに15以上の国と地域での上映が決定している。

■川村元気監督のコメント(全文)

 超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。『8番出口』に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか?今まで映画を四十本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。

 二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。

 二宮さんは、せりふやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「ひきつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを『8番出口』では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。


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