センバツ閉会式で司会 宇土和野子さん「お疲れ様の気持ち込め」

2025/03/30 20:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、6年ぶり17回目出場の横浜(神奈川)が智弁和歌山に11―4で勝ち、2006年の第78回大会以来、19年ぶり4回目の優勝を果たした。

 閉会式で司会を務めた福岡県立鞍手高の宇土和野子(かのこ)さん(17)は「司会が決まった日から今日まで緊張していたのですが、本番はとても楽しめました」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 2024年夏に「放送部の甲子園」と呼ばれる第71回NHK杯全国高校放送コンテスト・アナウンス部門で優秀賞に輝いた経歴を持つ。閉会式に向けて、文章を読み込み、発声や滑舌の練習に力を入れた。

 甲子園球場は発した言葉が反響するため、タイミングを取るのが難しい。ゆっくり読むことを意識した。

 宇土さんは「選手に『お疲れ様でした』という気持ちを込めて読みました。本物の甲子園で司会ができ、とても光栄でした」とほほえんだ。【大坪菜々美】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>