森友文書 財務省が2日に開示決定へ 赤木さん妻や弁護士に

2025/04/01 18:57 

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 学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の公文書改ざん問題を巡り、財務省は2日に検察に提出した関連文書の開示決定をする。

 自民党の石井準一参院国対委員長が1日の記者会見で明らかにした。文書改ざんに加担させられて自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻雅子さんが文書の開示を求めてきたことから、雅子さんや代理人弁護士らに対して開示する。開示時期はこれからの調整になると見られるが、石井氏は「(雅子さんらが)7日に財務省に受け取りにくるのではないか」との見方を示した。

 財務省は一連の文書を4月上旬から段階的に開示する方針を示している。野党側は開会中の通常国会で集中審議を求める考えだ。

 財務省によると、関連文書は17万ページ以上の紙文書と、電子データがある。このうち2日に開示決定する文書は、2013年6月~16年6月における森友学園の土地取引に関する経緯を記したメールや応接録など400件余り、計2000ページ超。土地取得の要望から、貸し付け契約の締結、新たな地下埋設物の発見、売買契約の締結まで時系列でつづられている。【鈴木悟、横山三加子】

毎日新聞

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