フジ会見、始まる 前回は“10時間半”の大荒れ展開 「質問は1回1問ずつ」と事前通知も

2025/03/31 17:05 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『第三者委員会より調査報告会見』の模様(C)ORICON NewS inc.

 元タレントの中居正広氏による女性とのトラブルを巡る一連の問題で、局員の関与が指摘されたフジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が設置した第三者委員会(委員長・竹内朗氏)は31日、同局で記者会見を開いた。第三者委員会の会見が午後5時から開始。FMHとフジテレビの会見は同日午後7時から行われる。

【写真】注目高まる…第三者委員会調査報告会見前の模様

 フジとFMHは今年1月23日、日本弁護士連合会のガイドラインに基づき、フジと利害関係を有しない弁護士で構成する第三者委を設置。第三者委は関係者からの聞き取りなどを進めてきた。

 一連の問題をめぐっては、フジテレビが問題を把握した後も1年半にわたって中居氏の番組を続けたことや、当初コンプライアンス部門へ問題を共有していなかったことが問題視されていたほか、同局社員の関与があったかなどが焦点となっていた。

 また問題発覚後の対応として、今年1月17日に1度目の会見が開かれたものの、出席した当時社長だった港浩一社氏の受け答えに加え、取材者を限定し、テレビ撮影を禁止するなどの措置をとったことが大きな批判を浴び、2度目は批判を招いた1度目の会見の教訓を生かす形での会見だったが、質疑応答では1問目から怒号が飛び交い、終了したのは会見開始から“約10時間半後”。大荒れと表現しても差し支えないほどの展開だった。こうした状況を受け、スポンサー企業が相次いでCMを差し止め、依然7割弱のスポンサーが再開を見送っている。

 会見当日、報道陣の受付では、前回同様に手荷物検査を実施。配布資料には、「ご質問についてのお願い事項」として「より多くの方からご質問をお受けできるよう配慮したいと考えておりますので、恐れ入りますがご質問は1回1問ずつとさせていただければ幸いです」と記載された。会見の模様はTVerなどで配信される予定だが、質疑応答以降はプライバシー保護、人権尊重の観点から10分遅れとなる。
ORICON NEWS

エンタメ