窪塚洋介「質素です」 今も続くやんちゃイメージを告げられ苦笑い

2025/04/10 12:54 

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今も続くやんちゃイメージを告げられ苦笑いの窪塚洋介 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の小栗旬(42)、窪塚洋介(45)が10日、東京・桜新町の日本体育大学で映画『フロントライン』(6月13日公開)のキックオフイベント 日本体育大学救急医療学科 特別試写会にサプライズで登壇した。

【動画】窪塚洋介、プロデューサーからの“やんちゃイメージ”発言に苦笑い「質素です」

 イベントはモデルとなった阿南英明医師、近藤久禎医師、脚本も担当した増本淳プロデューサーが先に登壇。「事実がベースです。僕は見て4回泣きました」と阿南医師が語っていた。「DMATの方から『阿南先生と近藤先生がカッコよすぎ』と言われたんですけど、カッコよかったんです」と増本プロデューサーは力説。それでも阿南医師は「カッコいいと思いますけどね」と苦笑いを浮かべた。

 その後、サプライズで小栗と窪塚が呼び込まれた。配役の経緯について増本プロデューサーが説明することに。脚本が未完成の段階から小栗に相談をしていたという増本プロデューサーは「『これはやるべきです』という言葉が返ってきたんです。背中を押してくれて彼に相談してよかったと強く思った瞬間でした」と明かしながら「小栗さんからの提案で『窪塚さんはどうでしょう?』と言われた。窪塚さんの出演作はたくさん見てきた。当然、芝居は心配なかったし、存在感も素晴らしいし。ただ、やんちゃじゃないですか。脚本をどう受けとめられるのかと思った」とぶっちゃけ。

窪塚は「そんなことないです。質素です」とボヤきながら返答。増本プロデューサーは「間にマネージャーさんが入っていますけど返ってきたのが『現場へのリスペクトを非常に強く感じた。なのでやらせていただきたい』と。そういう方なんだなと思った。強く心を打たれた。この方々にお願いしてよかったと思った2つの瞬間だった」と話していた。

 2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品が本作となる。

  本作の舞台は、20年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヶ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。

 当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存在せず、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(ディーマット)だった。DMATとは、災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)を略した、医師、看護師、医療事務職で構成され、大規模災害や事故などの現場におおむね48時間以内から活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医師や看護師たちだった。

 目の前の乗客の命を優先して行動するDMATの指揮官・結城英晴役(モデルは阿南医師)を小栗旬、船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義役(モデルは近藤医師)を窪塚洋介が演じる。


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