小栗旬&窪塚洋介、日体大の新入生を激励「46年生きて今が1番幸せ」「自分に期待しない」

2025/04/10 13:06 

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日体大の新入生を激励した(左から)小栗旬、窪塚洋介 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の小栗旬(42)、窪塚洋介(45)が10日、東京・桜新町の日本体育大学で映画『フロントライン』(6月13日公開)のキックオフイベント 日本体育大学救急医療学科 特別試写会にサプライズで登壇した。

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 イベントはモデルとなった阿南英明医師、近藤久禎医師、脚本も担当した増本淳プロデューサーが先に登壇。「事実がベースです。僕は見て4回泣きました」と阿南医師が語っていた。「DMATの方から『阿南先生と近藤先生がカッコよすぎ』と言われたんですけど、カッコよかったんです」と増本プロデューサーは力説。それでも阿南医師は「カッコいいと思いますけどね」と苦笑いを浮かべた。

 その後、サプライズで小栗と窪塚が呼び込まれた。イベントでは質問コーナーも実施。新1年生の生徒から「新しいことを始める時に大事にしていること、心構えは?」という質問が。窪塚は「20代のころに『俳優は俳優だけやっていればいいんですよ』とインタビューで言っていたんです。で、46歳になって、俳優やってるでしょ。レゲエミュージックもやって、日本酒も作って、ゴルフのアパレルブランドもやって、グラス作って、陶芸もやってる。それが全部、仕事にもなっているけど本当にやりたくてやっていることなんです。『こうしなきゃいけない』じゃなくて『こうしたらから、こうする』という基準、正解を自分の中に持っている。最近で言うと、自分軸で歩いてきたなと思う。46年生きて今が1番幸せだなと思う。そこが大事なんじゃないかなと思います」と熱く語った。

 小栗も回答。「ネガティブに捉えらないでほしいんですけど、僕は新しいことに挑戦する時は自分に期待しないと思っていて」と明かす。「これって難しくて。もともと自分に何にでも期待するタイプだったんですが、自分に期待すると(できなかった時に)ショックも大きくて落ち込んですまう。自分に期待しなければ落ち込まなくて済む。自分のマインドコントロールの中であって」と真意を説明しながら「結局、何かやることでジャンプアップできることはなかなかない。日々やってきたこと、練習したもの以上の成果は発揮できないもの。『もっとできたはずなのに』と思う時間は意外ともったいない。それよりも日々できることを増やしていくのが新しいチャレンジでは大事なのかな」と心構えを口にしていた。

 2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品が本作となる。

本作の舞台は、20年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヶ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。

 当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存在せず、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(ディーマット)だった。DMATとは、災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)を略した、医師、看護師、医療事務職で構成され、大規模災害や事故などの現場におおむね48時間以内から活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医師や看護師たちだった。

 目の前の乗客の命を優先して行動するDMATの指揮官・結城英晴役(モデルは阿南医師)を小栗旬、船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義役(モデルは近藤医師)を窪塚洋介が演じる。


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