”新成人”山崎玲奈、3年目のピーター・パンはより深みを追求「大人な部分を見せられるお芝居に…

2025/06/25 15:38 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

3年目のピーター・パンはより深みを追求すると話した山崎玲奈 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の山崎玲奈(※崎=たつさき)が25日、都内で行われた青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』製作発表会見に登壇し、新成人となり迎えた3年目での役作りについて語った。

【写真】3年目の貫禄が!役衣装で情熱的に歌い上げる山崎玲奈

 世代を超え愛されてきた本作は、これまで初代の榊原郁恵をはじめ、高畑充希、吉柳咲良らがピーター・パン役を演じ、今年で45年目を迎える。会見には、11代目ピーター・パン役を3年連続で務める山崎。フック船長役の石井一孝、ウェンディ役の山口乃々華、タイガー・リリー役の七瀬恋彩、ダーリング夫人役の太田緑ロランス、引き続き演出・振付を担当する長谷川寧氏が出席した。

 会見の冒頭には、キャストが劇中の3曲を披露。ピーター・パンがウェンディーに夢いっぱいに語り伝える「ネバーランド」、フック船長の代名詞「フックのワルツ」、冒険のはじまりとなる大ナンバーでピーター・パンによる「アイム・フライング」を本番さながらのパフォーマンスで見せた。

 ピーター・パンとして3年目を迎え、「初心に帰って、新しいキャストの皆さんとのかけあいで得られるものを大事にしながら」と意気込む山崎は、ことし18歳。新成人となり初ピーター・パンということで、「非常にワクワクしております」と声を弾ませた。

 山崎が新成人となっただけでなく、今回から新たなキャストを迎える本作。長谷川氏は「ことしは神話にしたい」とコンセプトから一新し作り上げていく中で、山崎にも変化があったという。「ウェンディも山口乃々華さんになって、駆け引きが激しくなった」とし、「私自身もアクティブで元気なイメージに近寄った」と明かした。また「ちょっとした冷静さとか、残酷さみたいなものをロスト・ボーイズの子たちと一緒に深めていったり」とし、「いかにお客さんにどきっとした瞬間を与えられるかということで、いままでしたことのないめちゃくちゃ冷静に静かに怒る芝居とか、ピーター・パンの大人な部分を見せられるお芝居にチャレンジしている段階」と3年目の役作りはピーター・パンの深い部分を追求。

 「2年前は出演できることの喜びばかりでとにかくかっこいいピーター・パンを」とのぞんでいたが、ことしは「さらにもっと自分の限界までピーターパンという役を追求していきたいという気持ちが大きくて、一番のピーターパンの理解者でありたい、知れるところは知りたい、それをお客さんには見せないようにしたい」と山崎なりのピーター・パン像を研究しているとはつらつとした笑顔で語った。

 公演は、7月28日~8月6日に東京国際フォーラム ホールCで上演され、ツアー公演として8月10日~11日に群馬・高崎芸術劇場 大劇場、8月17日に大阪・梅田芸術劇場メインホール、8月22日~24日に福岡・博多座にて上演される。
ORICON NEWS

エンタメ