山下大輝&内山昂輝、積み上げてきた緑谷出久&死柄木弔としての表現 駆け抜ける喜び「最後まで…

FINAL SEASONを迎える『ヒロアカ』への思いを語った(左から)内山昂輝、山下大輝 (C)ORICON NewS inc.

【画像】『ヒロアカ』FINAL SEASON第2話よりデクと死柄木弔の戦い
本作は“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・デクが、社会を守り、“個性”を悪用する犯罪者“敵”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちとともに成長する物語。「FINAL SEASON」は、原作コミックス40巻の物語から始まるシリーズ最終章となり、デクと死柄木、オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いの決着へと向かっていく。
■これまで積み上げてきたものを今まで通り表現するFINAL SEASON
――FINAL SEASONのアフレコが始まって、今の心境はいかがですか。
山下:ここまで一緒にやってきてると、きっともう大丈夫だろうみたいな謎の信頼感があって。何の不安もなくFINAL SEASONを迎えられていて。みんな自然と同じ目線で戦えているような気がしています。アフレコ現場の雰囲気も、やっぱり長いこと続いている強みなのか、1つの方向に向いているなと感じますし、それはキャストだけじゃなくて、スタッフさんもそう。みんながこのFINAL SEASONを同じ方向を向いて作り上げようとしている空気は、誰も言わずとも自然と出来上がっていて。アフレコが始まればみんなスムーズにヒロアカに対する思いをぶつけているので、そういった1つになっている空気感は印象的ですね。
――直接対決のシーンのアフレコは、やはり緊張感が漂いますか?
山下:緊張感があるのか、客観的にそこはもうわからなくて(笑)。とにかく自分たちにできることをと思ってやっていて、そのとき特別に緊張感が…というよりは、ずっとそのまま。基盤は原作でできていて、台本に起こされたものを、僕らが声として体現するというようにバトンタッチしていく作業だと思っているので、まずテストで自分が持ってきた思った通りのことをぶつけて、その後いろんなスタッフさんからのディレクションで、バランスをすり合わせしていくっていう作業になっていく。そうやって作っていくというのは本当に今までとずっと変わらないんです。なので、FINAL SEASONだからより気合い入れてやってますっていうのはないですね。
逆に今まで通り。第7期からずっと地続きなので、そこで変に気合い入れたらまた変なテンションになっちゃいそう。そこは変わらず積み重ねてきたもの、そして周りのスタッフやキャストを信じて、とにかく自分のもの、自分ができるものをぶつけていくっていうのは、変わらないのかなって。それがいいんだと思います。
(隣でうなずく内山)
――これまでに印象に残っているシーンはありますか?
山下:「ワン・フォー・オール」って客観的に超パワーに見えるじゃないですか。でも第3期で戦ったマスキュラーは、完全に上位互換なんです。筋繊維を自由自在にコントロールできるというところでは向こう(マスキュラーの「筋肉増強」)の方が練度が高くて、明らかに上位の存在だったんですよね。それを超えなきゃいけないので、自分の今持っている全力以上のものを出さなくちゃいけないっていう、いわゆる「プルスウルトラ」の精神。すべてを投げ打ってる感じ。この後どうなってもいいやみたいな、どうなったとしても後ろにいるこの命だけは守らなきゃ、みたいなことしか思ってなかった気がします。
内山:死柄木に関して言うと、過去が描かれた第5期の「ヴィランアカデミア」のあたりは結構辛かったので印象に残っています。大変だった幼少時代も描かれるので、自分としてもとても辛い気分になった記憶があります。むしろ、スッと終わったと感じるシーズンがないです。
■キャラクターとの共通点
――もう9年も演じられていますが、自分たちって“この部分はキャラに似てるかも”と感じたことはありましたか。
山下:僕が思ってたのは、最初に『ヒロアカ』で出た『ジャンプフェスタ』で、「アフレコの姿が『めっちゃ死柄木だ!』と思う」って言ったら、みんな「それ通常のうっちーだよ」って(笑)。
内山:どういうこと?(笑)。
山下:超猫背じゃない、死柄木って。で、うっちーも結構猫背じゃん。
内山:ああ、それはマイクの高さ問題ですね。
山下:本当に!?
内山:だって、低くいくか、足開くかしかない。
山下:低かったのか。「もうすっげえ死柄木だ…!」って、第1期のときとか思ってたんだけど、みんなから「うっちーそのまんまだよ」って。それがまず思い浮かびました(笑)。
デクと自分で言うと、何かに熱中してしまうオタク気質な部分。ちょっと周りが見えなくなってしまう部分は結構あったかなとは思いますね。好きなことは熱中してると時間を忘れてそればっかりやっちゃうみたいなことは多々あって、いつの間にか朝になってたとか。それこそデクと一緒で、高校生時代なんて、無限の体力があったからこそ、本当に無限に続いちゃうぐらい集中力が尖ってたような気がします。そこは一緒かな。
内山:(自分と)死柄木は…いろいろ違います。似てるとこか…。
山下:そうなるよね(笑)。難しいよな~。
内山:でも、今に至ってはもう死柄木がどういう人かもよくわかんなくなってきています。存在として戦いつづけているのも大きいんですが、シーズンごとに立場が変わっていって、ファーストシーズンとは全然違うキャラクターになっているし、今の死柄木とってなると、なんだろう…。
――わからなくなってきた、というのも1つの発見ですね。
スタッフ:大人になったというのもあるのかも。
内山:俺という人間が…。
山下:ともにね(笑)。だって『ヒロアカ』の物語って約1年の話ですよね。信じられないよね、
――内山さんは、山下さんとデクの似ている部分はどこだと思いますか?
内山:僕にはもう(デクと山下は)重なって見えています。テストから120パーセント力を出して、“主人公”っていう感じがいつもしている、“ヒーロー”という感じもする。イコールでつながるようなイメージがあります。…大輝くん、他の作品で悪役とかやるの?
山下:ちょこっとね、やっていたりするよ。でも、“純粋な悪”みたいなキャラクター。それ(悪を働くこと)が楽しくてしょうがないとかであって、「悪いことやるぞ」みたいなキャラクターはないかも。
内山:そうなんだ。
山下:純粋といえば純粋だからさ。
■最後まで駆け抜ける喜びと思い「見届けて」
――最後に一言ずつ、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
山下:今までって第1期第2期って数字で言ってきた『僕のヒーローアカデミア』なんですが、ここに来て、“第8期”じゃなくて“FINAL SEASON”っていう、本当にゴールまで行きますよっていう思いを込めてこういう言い方にしていると思います。その最後まで走りきれるっていうことのありがたさもあり、みんなと一緒にそこまで駆け抜けられるっていうのが、本当にうれしくてしょうがないです。その大切な気持ちと、みんなの思いとともに、デクとともに叫び、走り続けたいなと思っております。見逃さずに、ぜひ一緒に思いを届けてもらえたらうれしいです。よろしくお願いします。
内山:FINAL SEASONは、初回から“クライマックス”で始まるので、飽きさせる展開は全然ありませんし、最後まで一気に見たくなるような作りになっています。FINAL SEASONで新たに明かされるキャラクターの新事実もあります。また新たにストーリーやキャラクターについて考えたくなる、みんなで語りたくなるようなテーマがぎゅっと詰まったFINAL SEASONですので、最後までぜひ見届けていただければと思います。
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