リスク構わず沈黙破り「守→攻」 サッカー日本代表・パラグアイ戦
◇サッカー国際親善試合 日本―パラグアイ(10日・パナソニックスタジアム吹田)
リスクを背負わなければ見えないものがある。
「ワールドカップ(W杯)優勝」を目標に掲げる日本代表。実現のためには勝利、すなわち得点が必要だ。そういう意味では強豪ぞろいのW杯南米予選を18試合10失点の「堅守」で突破したパラグアイは格好の相手となった。
前半20分過ぎに不意を突かれ、失点した。しかし、そこから攻撃のボルテージが上がったようだ。およそ5分後、自陣で相手のボール保持者に複数人で圧力をかけると、佐野海舟が球を回収し、すぐに縦パスを送った。
受けた小川航基は距離があるのも構わず、右足を振った。強烈なシュートがGKの手をはじいてゴールイン。目指す形の一つである「良い守備から良い攻撃」を実践した。
危なげなくW杯アジア予選を突破した日本だが、W杯本番を見据えれば課題は浮き彫りとなってきている。その一つが得点力だ。
最終予選で0―1で敗れた6月のオーストラリア戦をはじめ、9月のメキシコ、米国といったW杯出場国との対戦でいずれも得点を奪えていない。
格下相手には主体性を持って攻められるが、レベルが上がり、守備のブロックをしっかりと敷かれれば攻略するのは容易ではない。どこかでリスクを負ってでも攻める時間が必要になる。
前回W杯を経験している南野拓実は試合前に「こういう相手から点を取らないと。そういう力を示せないとワールドカップではやっていけない」と危機感を口にしていた。
中3日で次はブラジルを迎える。今しかできないトライが8カ月後に実を結ぶと信じて続ける。【生野貴紀】
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