プロ野球の全投球・打球データ配信アプリ CSでテスト、26年稼働

2025/10/10 19:46 

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 ソニーなどは10日、日本野球機構(NPB)公認のプロ野球速報アプリ「NPB+(プラス)」を開発したと発表した。2026年の本格稼働を目指しており、プロ野球全12球団の試合で全投球・打球の詳細なデータをリアルタイムで配信する。

 ソニーのグループ会社が開発した投球や打撃をデータ化するトラッキングシステムを活用し、人気野球ゲームを手がける「コナミデジタルエンタテインメント」がアプリを開発した。12球団が共同出資する「NPBエンタープライズ」を加えた3社で運用する。

 アプリでは、投球の速度やボールの軌道・変化量、打者の打球角度やスイング速度といったさまざまなデータを可視化して1球ごとに配信。トラッキングデータに基づいた3D映像で各プレーを再現する。そのほか、12球団全選手の詳細な成績やプロフィルなども見られる。

 10日からテスト配信をスタート。11日に始まるクライマックスシリーズ(CS)から日本シリーズ終了までサービスを提供し、機能の確認、修正をしたうえで来シーズンの本格稼働を目指す。アプリは無料。【成澤隼人】

毎日新聞

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