トランプ氏、習氏と「会う理由ない」 レアアース巡り中国を批判

2025/10/11 01:11 

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 トランプ米大統領は10日、自身のソーシャルメディアで、「中国で極めて奇妙なことが起きている。彼らは非常に敵対的になった」などと指摘し、今月末に予定していた中国の習近平国家主席との会談について「今となっては会う理由がなくなったようだ」と中止の可能性に言及した。その上で、米国が輸入する中国製品への関税を大幅に引き上げることを検討しているとも明らかにした。

 トランプ氏は投稿で、中国が各国にレアアース(希土類)を巡る輸出規制を課すとの書簡を送っていると主張。「我々は、この敵対行為に対して激怒している国から連絡を受けている。中国とのこの半年間の関係は非常に良かっただけに、今回の貿易に関する措置は驚きだ」と述べた。

 トランプ氏は9月、韓国で10月末から開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて対面で会談することで合意したと表明。1月の第2次トランプ政権発足後初めての対面での米中首脳会談になる見通しだった。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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