倍賞千恵子、木村拓哉と念願の実写共演「真面目で優しい」 『ハウルの動く城』ではほぼ話せず

2025/10/20 14:16 

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映画『TOKYOタクシー』タクシーセレモニーに登壇した(左から)中島瑠菜、優香、木村拓哉、倍賞千恵子、蒼井優、迫田孝也、山田洋次監督(C)ORICON NewS inc.

 俳優の倍賞千恵子、木村拓哉が20日、東京タワーの下で行われた映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)タクシーセレモニーに登壇した。アニメ映画『ハウルの動く城』で共演した2人だが、実写映画は初共演ということで撮影時の互いの印象を明かした。

【写真】まじで絵になる⋯倍賞千恵子をエスコートをする木村拓哉

 本作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開されヒットしたフランス映画『パリタクシー』が原作。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田洋次監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。

 倍賞は終活に向かうマダム・高野すみれと、木村は鬱々とした日々を送るタクシー運転手・宇佐美浩二を演じ、“たった1日の旅”を通して心を通い合わせる。

 『ハウルの動く城』ではアフレコが別々だったそうで倍賞は「プロデューサーの方にせっかく木村拓哉さんと一緒なんだからとお願いして、1日だけアフレコご一緒した」としたものの、当時はほとんど話すことはなかったと回想。

 だが「今回は毎日、タクシーのなかでセリフのやりとりをしたのでとても満足。本当に真面目な方なのだと初めて知りました。すごく勉強家で、頭のなかでぐるぐる、いつもなにかを考えてらっしゃる。真面目で優しい方」と尊敬を表す。

 これに対して木村は「それこそ自分が見る側、幼少の時から、拝見していた方ですし、山田組の現場でお会いする倍賞さんは、毎日作業させていただくことは格別」と噛み締めると、倍賞を「そんなにしっかり言われると困っちゃうな」と照れさせた。

 そんな2人をキャスティングした山田監督は「この2人の芝居を見ることはとっても楽しみでした。僕の書いた脚本をしゃべって演技をしてくれる。それをみているだけで、いい気持ちになっちゃうのね。いろいろあるけど、いつも楽しみにしておふたりの芝居を見ていました」とうれしげに振り返っていた。

 イベントは2人のほか、蒼井優、優香、中島瑠菜、迫田孝也も参加。オープニングでは木村が撮影時に使用したタクシーを運転して東京タワーの下に登場。助手席の倍賞をしっかりエスコートして歓声を浴びていた。
ORICON NEWS

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