万博パビリオンの解体作業始まる 大屋根リング一部保存で計画修正案

2025/10/20 16:37 

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 大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で20日、大阪・関西万博の海外パビリオンの解体作業が始まった。13日の閉幕から1週間がたち、大屋根「リング」の内側でも大型トラックが行き交い、作業員らが外観の装飾を外したり、金属を切断したりした。

 日本国際博覧会協会(万博協会)は、参加国が自前で建設した「タイプA」のパビリオンについて、2026年4月13日までに敷地を返還するよう求めている。会場は更地にし、28年2月末までに市に返す。

 大阪府と市は20日、会場跡地の開発方針(マスタープラン)の修正案を公表した。リングの北東側約200メートルを原形に近い形で保存し、市が周辺を含めて「市営公園」とすることで合意したため。民間事業者が開発する区域は3・3ヘクタール縮小し、約42ヘクタールとした。公募の時期も繰り下げ、26年春ごろに始める予定。【岡崎英遠、鈴木拓也】

毎日新聞

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