HANAは“新たな価値観”の象徴 『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』での注…

2025/11/05 19:50 

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『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』記者発表会の模様 (C)ORICON NewS inc.

 『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』(以下MAJ 2026)の中間発表が5日に開催され、俳優の櫻井海音、お笑いタレントのヒコロヒー、音楽ライターの柴那典氏、音楽データ分析を行うarne代表の松島功氏が登壇。MCのクリス・ペプラー、山本里菜とともに、『MAJ 2026』の注目アーティストについて語り合った。

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 音楽ライターの柴那典氏は、現在の日本の音楽シーンを語るうえでのキーワード“新たな価値観”の象徴として、オーディション番組『No No Girls』から誕生したグループ・HANAの名前を挙げた。「今年最もブレイクしたグループがHANAである」と語り、プロデューサー・ちゃんみなが打ち出した「ルッキズムにとらわれない」といったメッセージ性に共感が広がったことが、人気拡大の要因だと分析。「単なる人気やセールスだけでなく、そのアーティストが何を語るのか、どんなスタンスを取っているのかといった部分への支持が、飛躍の鍵になっている」とHANAへの期待を述べた。

 そのほか登壇者たちも、注目アーティストについて言及。櫻井はONE OK ROCKやMrs. GREEN APPLE、FRUITS ZIPPERを挙げ、ヒコロヒーは羊文学やJENNIE(BLACKPINK)をピックアップ。松島氏は、『MAJ 2026』の対象作品が「2025年のリリース作品に限られる」という新ルールになったことで、作品が次々とリリースされるヒップホップの「“今のヒット曲”が見えやすい構成になった」と述べ、勢いを増すヒップホップシーンのリアルタイムな動きが反映されることに期待を寄せた。

 『MAJ 2026』の授賞式は、2026年6月13日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催予定。表彰部門は前年より14部門増の約70部門に拡大され、ダンス&ボーカルやアイドルカルチャー、ロングヒット、アナログレコード、クリエイター表彰など多様なジャンルや視点に対応。エントリー対象は2025年内に配信またはリリースされた作品で、音楽関係者が投票を行い、2026年3月19日~4月8日に一次投票、4月30日~5月20日に最終投票が実施される。
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