第５０回社会人野球日本選手権大会は第５日の５日、京セラドーム大阪で１回戦があり、今夏の都市対抗大会を制して「夏秋連覇」を目指す王子が日本製鉄山口に４―２で勝ち、３大会ぶりに２回戦に進んだ。

　王子は、クラブチーム「矢場とんブースターズ」から移籍１年目で、プロ野球ドラフト会議で楽天から６位指名を受けた九谷瑠投手が七回から登板し、３回を無失点で締めた。

　九谷投手の試合後の主なコメントは次の通り。

　◇王子・九谷瑠投手

　ストライク先行（の投球）はあまりできず、変化球も抜けるボールが多かった。少しマウンドとかみ合っていないところがあったので、修正しながら次の試合に向けてやっていきたい。

　＜ドラフトで指名されてからの登板＞

　特に変わらず、チームは５連勝（での優勝）を目標にやっているので、一つ一つ勝ちをつけていけたらなと。

　＜王子では最後の大会になる＞

　寂しい気持ちもあるが、最後の大会になるので目標である５連勝を達成できるようにちょっとでも役に立てたらいいなと思う。

　＜最優秀選手賞の橋戸賞を獲得した都市対抗大会後は、どんな練習に取り組んだか＞

　最初はリカバリーに徹して、そこからは投げ込みや体力作りを一からやり直したつもり。５連勝できる体力はあると思う。

　＜ユニホームの袖には都市対抗優勝の証しである黒獅子のエンブレムがついている＞

　重みがあるが、僕たちは挑戦者というのは変わらない。