プロ野球・西武は５日、高橋光成投手（２８）のポスティングによる米大リーグ挑戦を発表した。球団も容認し、今後、米球団との交渉を行っていく。　

　高橋投手は群馬・前橋育英高でエースとして２０１３年夏の甲子園初優勝に貢献。１４年のドラフト会議で西武から１位指名を受け入団した。西武では２１～２３年に３年連続２桁勝利を達成した。　

　２４年にはシーズン０勝１１敗に終わり、球団ワーストの自身１３連敗を記録するなど近年は苦しんだが、今季は８勝をマークし持ち直していた。　

　１１シーズンで通算１９６試合に登板し７３勝７７敗、防御率３・３９。　

　高橋投手は球団を通じ「この決断が間違っていなかったと思えるように、精一杯がんばりたいと思っています。ずっと球団には思いを伝えてきましたし、昔から夢だった場所でもあるので、こうしてチャンスをいただけたことに心から感謝しています」とコメントした。　

　高橋投手の大リーグ挑戦を巡っては、２３年オフにもポスティングによる大リーグ移籍を目指したが、球団が容認せず、断念していた。【牧野大輔】