<デフリンピック>デフリンピック初代表 バレー杉田彰吾選手「感動与える試合を」
聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「東京2025デフリンピック」が15日に開幕する。男子バレーボールの杉田彰吾選手(25)は、大阪市内の会社で働きながら競技に打ち込み、初の日本代表入りを果たした。「感動を与えるような試合をしたい」と意気込むとともに、聴覚障害者への理解が広がるきっかけになってほしいと願っている。
◇試合では補聴器使えずアイコンタクト
杉田選手は生まれつき重度の聴覚障害があり、航空機のエンジン音に相当する音量でも聞こえづらい。補聴器を付けても音を言葉として理解できないが、話す人の口の形をまねて発音するなど努力を重ねて口話を習得した。「下手だけど声を出すことはできる」と、普段は口話と手話でコミュニケーションをとっている。
デフバレーに出会ったのは、特別支援学校に通っていた中学生の時。「最初はスパイクを打つタイミングがわからず難しかった」というが、高校の部活で本格的に始めた。
ルールは一般のバレーと同じ。ただ、補聴器は使用できないため、声が聞こえない中での試合となる。「瞬時の声かけができない分、アイコンタクトをしっかりとって意思疎通を図っている」と杉田選手。チームの連携もデフバレーの見どころの一つに挙げた。
◇最高到達点は3m25cm
普段は、住友生命グループの特例子会社「スミセイハーモニー」で月~金曜に働き、大阪のクラブチームでプレーしている。練習は平日夜や土日のいずれかと限られるが、全国障害者スポーツ大会(障スポ)に出場するなど国内大会で実績を重ねてきた。
日本代表に初めて選ばれ、「責任感やプレッシャーは強く感じる。でも、国際大会で戦えることはとっても楽しみ」と笑顔を見せた。ポジションはセンター(ミドルブロッカー)で、最高到達点3メートル25センチの高さを生かしたスパイクが持ち味だ。
デフリンピックは、日本で初めて開催されることでも注目されている。杉田選手は「耳が聞こえない人がプレーしているという視点ではなく、スピード感などバレーそのものの魅力に注目してほしい」と語る。
その上で、大会が「聴覚障害への理解と支援が広がるきっかけになれば」と願っている。「聴覚障害は外見ではわかりづらく、日常生活で困ることも多い。店などで口元が見えるようマスクを外してほしいとお願いしても、断られることがある。受け入れてもらえたら有り難い」と話した。【塩路佳子】
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