兵士たちのヘルメットカメラでウクライナ侵攻最前線を記録した『戦場0地点』9月公開決定

2026/06/29 09:00 

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ドキュメンタリー映画『戦場0地点』9月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開 (C)2024 Dogwoof

 2024年開催の「第96回アカデミー賞」長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『マリウポリの20日間』のミスティスラフ・チェルノフ監督による最新作『戦場0地点』が、9月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開されることが決定した。あわせてティザービジュアルと場面写真15点が解禁された。

【場面写真】兵士たちのヘルメットカメラが捉えた“本物”の戦場

 本作は、『2000 Meters to Andriivka(英題)』として製作されたドキュメンタリー。2022年、ロシアによるウクライナ侵攻直後のマリウポリにとどまりた街で起きている現実を世界へ伝えたチェルノフ監督が、アカデミー賞受賞後に再び戦地へ入り、2023年のアンドリーウカ村奪還作戦に同行した記録を映し出す。

 監督は、ウクライナ軍第3強襲旅団の小隊と行動をともにし、ロシア軍占領下にあるアンドリーウカ村までの約2000メートルの進軍を追った。映像の多くは兵士たちのヘルメットカメラやドローンで撮影され、観客は兵士と同じ視点で、一歩進むごとに死と隣り合わせとなる最前線を体感する。

 冗談を交わし、たばこを吸い、家族や未来について語る若い兵士たち。チェルノフ監督は、彼らを、銃を手にする以前、それぞれの日常を生きていたひとりの人間として見つめ続ける。一方で、激しい銃撃戦、ドローンによる襲撃、絶え間なく降り注ぐ砲弾、荒廃した大地に横たわる戦死体――ニュース映像だけでは伝えきれない戦場の実像を映し出していく。

 侵攻開始から4年以上が経過した現在も戦争は続いている。ドローンが戦況を大きく左右する存在となり、ウクライナ軍は長距離無人機による攻撃でロシア本土の軍事施設やエネルギーインフラを狙うなど、戦争の様相は大きく変化している。本作はドローン戦と塹壕戦が共存する現代戦の実態を捉えた作品となっている。

 解禁されたティザービジュアルは、本国版ポスターのデザインを踏襲。砲撃で焼け焦げた木々が立ち並ぶ荒廃した風景の中央に、一人の兵士が立つ姿を描き、戦争によって失われたものの大きさを静かに物語るビジュアルとなっている。

 あわせて公開された場面写真には、最前線で戦う兵士たちの姿をはじめ、砲撃の中で負傷者を避難させる緊迫した場面や、兵士の視点から捉えた戦場の光景、戦死した兵士を悼む遺族の姿など、ウクライナ侵攻の現実を生々しく切り取ったシーンが収められている。
ORICON NEWS

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