トランプ米大統領は２５日、イスラエルに対して大型の２０００ポンド（約９００キロ）爆弾の供給を再開したと明らかにした。バイデン前政権が、イスラエルの攻撃によるパレスチナ自治区ガザ地区の人道状況悪化に懸念を示し、２０２４年５月に供給を停止していた。トランプ氏は供給再開について「イスラエルが購入したものだからだ」と述べた。

　トランプ氏は記者団に「イスラエルは長い間、（大型爆弾を）待ち望んでおり、長期間、保管されていた」と語った。トランプ氏は１期目（１７～２１年）に引き続き、親イスラエル政策を推進する方針だ。

　一方、ヘグセス米国防長官は２６日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議した。協議では「イスラエルと米国との壊れない絆」を確認。ヘグセス氏は「トランプ大統領の指導下で、米国はイスラエルが自衛のために必要な能力を確保できるようにしていく」と述べた。【ワシントン秋山信一】