ベラルーシ大統領選、強権ルカシェンコ氏が7選 欧米は正当性疑問視
ロシアの同盟国ベラルーシで26日、大統領選が投開票され、現職のルカシェンコ大統領が連続7選を決めた。任期は5年で、ルカシェンコ氏が初当選した1994年以来の強権政治がさらに続く見通しとなった。反体制派は厳しい取り締まりを受けており、欧米などは正当性がないとして認めない態度を示している。
中央選挙管理委員会が27日に発表した開票の中間結果によると、ルカシェンコ氏の得票率は86・82%だった。大統領選では有力な対抗馬が完全に排除され、ルカシェンコ氏以外に国会議員ら男女4人が立候補したが、政権に批判的な候補はおらず、いずれも得票率は4%以下だった。
2020年に実施された前回の大統領選では、ルカシェンコ氏の6選が発表された後、選挙の不正を訴える10万人規模の抗議デモが連日行われ、政権がこれを徹底的に弾圧。これまでに数万人の市民が拘束されたとされ、反体制派の指導者らは投獄されるか、国外への逃亡を余儀なくされた。今回の選挙も治安当局の厳しい監視下で実施された。
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は26日、「選挙は見せかけであり、自由でも公正でもなかった」とする声明を発表。「前例のない人権弾圧や政治参加の制限が正当性を奪っており、全く信頼性がない」と批判した。
一方、ルカシェンコ氏は26日、開票に先だって実施した記者会見で「EUで我々の選挙が認められるかどうかは好みの問題だ。まったくどうでもいい」と反論した。その上で「私にとって重要なのはベラルーシの人々が選挙を認め、無事に完了することだ」と述べた。【モスクワ山衛守剛】
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