フーシ派「米軍が移民収容施設を空爆、68人死亡」 イエメン

2025/04/28 16:58 

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 イエメンの親イラン武装組織フーシ派が所有する地元メディアは28日、北部サーダ州でアフリカからの不法移民の収容施設が米軍の空爆を受け、収容者ら少なくとも68人が死亡し、47人が負傷したと報じた。この施設には約100人が収容されていた。AP通信によると、米軍は攻撃についてコメントしていないという。

 イエメンは近年、職を求めてアフリカからサウジアラビアを目指す密航者の中継地となっており、フーシ派は密航を支援することで多額の利益を得ているとされる。

 フーシ派は2023年10月にパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘が始まって以降、近海を航行する船舶やイスラエル領内にミサイル攻撃などを繰り返している。米トランプ政権はフーシ派への攻勢を強めており、米中央軍によると、3月以降、すでに800カ所以上の標的を攻撃したという。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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