女子ゴルフのメジャー第１戦、シェブロン選手権は２７日、米テキサス州ウッドランズのカールトンウッズ・クラブ（パー７２）で最終ラウンドが行われ、米ツアー未勝利の西郷真央選手が初優勝した。５人によるプレーオフにもつれこんだが、最初のホールでバーディーを奪って制した。日本勢の女子としては史上５人目、通算６度目のメジャー制覇で、この大会での日本勢の優勝は初めて。

　２３歳の西郷選手は千葉県出身。「ジャンボ尾崎」こと尾崎将司さんに師事し、２０２０年にプロデビューした。２２年開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースでツアー初勝利を挙げるなど、国内ツアーでは通算６勝している。米ツアーは本格参戦した昨季、トップ１０に７回入り、日本勢では１９９０年の小林浩美さん以来となる新人賞を受賞した。

　日本勢女子のメジャー制覇はほかに、７７年に全米女子プロを制した樋口久子さん、１９年の全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手、２１年と２４年の全米女子オープン選手権優勝の笹生優花選手、２４年のエビアン選手権で優勝した古江彩佳選手がいる。