米特使、安保理理事国と非公式に接触 中東情勢巡り立場を説明

2025/05/08 10:11 

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 トランプ米政権のウィットコフ中東担当特使は7日、国連安全保障理事会の理事国に中東情勢などを巡る米国の立場を非公式に説明した。トランプ大統領は13日からサウジアラビアなど中東3カ国を訪問予定で、出発前に「重大発表をする」と予告している。

 ニューヨークの米国連代表部に、ロシアや中国を含む安保理理事国の大使らを招いた。パレスチナ自治区ガザ地区の情勢やイランとの核交渉が議題になった模様だ。

 ウィットコフ氏はその後、イスラエルのダノン国連大使とも個別に会談した。ダノン氏は記者団に「地域問題について重要な話し合いをした。米国との協力を続けていく」と述べるにとどめた。

 ウィットコフ氏はニューヨークの大物不動産業者でトランプ氏の長年の友人だ。外交経験はないが、ウクライナ侵攻の停戦を巡りプーチン露大統領と会談するなど米露協議でもキーパーソンとなっている。【ニューヨーク八田浩輔】

毎日新聞

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