バイデン前大統領が前立腺がんと診断 骨への転移も 米メディア

2025/05/19 06:02 

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 米メディアは18日、バイデン前大統領(82)が前立腺がんと診断されたと報じた。骨への転移が確認されているという。

 CNNなどが報じたバイデン氏の個人事務所の発表によると、排尿に関する症状が増えたため検査を受け、16日に診断された。前立腺の生体検査を基に悪性度を判断するグリソンスコアは「9」と分類された。2~10の9段階に分類され、数値が高いほど悪性度が高くなる。バイデン氏と家族は主治医と治療の選択肢を検討しているという。

 トランプ大統領は18日、バイデン氏と家族に向け「早期の回復を心よりお祈りする」と自身のソーシャルメディアに投稿した。

 バイデン氏の健康状況を巡っては、大統領の任期後半に、2024年大統領選で再選された場合には車椅子が必要になる可能性について側近らが協議していたなどと、米メディアが最近報じていた。

 バイデン氏は24年7月、高齢や認知機能についての懸念が高まったことを受けて大統領選での再選を断念する考えを示し、選挙戦から撤退した。【ニューヨーク八田浩輔】

毎日新聞

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