イスラエルがガザへ支援物資搬入を再開 「飢餓防ぐため必要最低限」
イスラエル軍は19日、ベビーフードなどの人道支援物資を積んだ5台のトラックが、パレスチナ自治区ガザ地区に入ったと明らかにした。ガザへ物資が搬入されたのは3月2日以来となる。イスラエルは「飢餓を防ぐため必要最低限」の物資を供給するとしている。国際社会からは、全面的な物資の搬入再開を求める声が強まっている。
国連によると、ガザ地区に必要最低限の物資を届けるには1日にトラック100台分の輸送が必要とされる。日本を含む22カ国は共同声明を発表した。その中で、ガザの住民は飢餓に直面しているとして、イスラエルに対し、ただちに全面的な物資の搬入を再開するように求めた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、支援物資の搬入再開について、同盟国からの圧力が「レッドライン(越えてはならない一線)」に近づきつつあったとの認識を示した。最大の支援国の米国に配慮したものとみられる。
ただ、両国の関係はぎくしゃくしたままだ。米ニュースサイト「アクシオス」によると、バンス米副大統領は20日にイスラエルを訪問予定だったが、中止したという。米国がイスラエルのガザでの戦闘拡大を支持していると受け取られたくないためだという。
イスラエル軍は19日、ガザで激しい攻撃を続けた。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、19日だけで84人が死亡した。2023年10月の戦闘開始以来のガザ側の死者は、5万3000人を超えている。【エルサレム松岡大地】
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