原油先物が高騰 米のイラン攻撃受け 中東産の原油供給に懸念広がる
週明け23日のニューヨーク原油先物市場は、米軍によるイランの核施設攻撃を受け、指標となる米国産標準油種(WTI)が一時、1バレル=78ドル台半ばまで上昇した。前週末終値の1バレル=74ドル台から4%超上昇し、今年1月以来、約5カ月ぶりの高値水準となった。
22日にイラン国会が原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖を承認したと報じられたことで、中東産の原油供給に懸念が広がり、先物価格が上昇した。実際に封鎖に踏み切れば、日本を含む世界のエネルギー供給に大きな影響が出るのは必至だ。
一方、23日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が3営業日連続で下落した。前週末終値と比べた下げ幅は一時、300円を超えた。中東情勢の緊迫化でリスク回避の売り注文が増えた。午前10時半現在は前週末終値比228円97銭安の3万8174円26銭。
23日の東京外国為替市場の円相場は、対ドルで下落し、約1カ月ぶりの円安水準となる1ドル=146円台で推移した。【古屋敷尚子】
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