ロシア軍、陸・海・空の戦略核ミサイル発射演習実施 プーチン氏指揮

2025/10/23 09:51 

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 ロシア軍は22日、軍最高司令官であるプーチン大統領の指揮下で、戦略核戦力の演習を実施した。大統領府が発表した。戦略核の演習は昨年も10月下旬に実施しているが、今回はハンガリーでの米露首脳会談の実現が不透明になった直後のタイミングとなった。

 演習では、地上発射型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「ヤルス」、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「シネワ」、長距離爆撃機からの空中発射巡航ミサイルをそれぞれ実際に発射する訓練が行われた。これらは「核の3本柱」と呼ばれる。

 発表では、軍の指揮統制や実戦的な技能をテストし、「訓練目標は全て達成された」とした。ヤルスは、露北西部アルハンゲリスク州のプレセツク宇宙基地から極東カムチャツカ半島の演習場へ発射された。【モスクワ真野森作】

毎日新聞

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