中国外相、韓国との電話協議で日本批判 台湾問題など巡り連携求める

2026/01/01 16:42 

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 中国の王毅外相兼共産党政治局員は12月31日、韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外相と電話協議した。王氏は日本の一部政治勢力が「歴史を逆行させ、侵略や植民地支配の罪を覆そうとしている」と指摘。「韓国は歴史と人民に対する責任ある態度を堅持し、正しい立場を取り、台湾問題を巡る『一つの中国』原則を順守するなど、国際正義を守ると信じている」と述べた。中国外務省が発表した。

 台湾有事を「存立危機事態になり得る」とした高市早苗首相の国会答弁を念頭に日本を批判しつつ、台湾や歴史問題を巡り、韓国に中国側の立場に立つよう連携を求めた形だ。

 韓国の李在明大統領は1月4~7日に中国を訪問する予定で、王氏は「中韓関係は落ち込みから脱して正しい軌道に戻り、発展の勢いが表れている。今回の訪中が、中韓の戦略的協力パートナーシップの新たな進展を促進させると信じている」と述べた。

 中国外務省によると、電話協議は韓国側の要請で実現した。趙氏は「李氏は中国との協力を重視している」と話し、李氏の訪問が成功するよう協力していくと応えた。「一つの中国」原則を尊重する韓国側の立場は変わらないとも伝えたという。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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