中国、15日から春節9連休へ 「史上最長」も訪日旅行は激減か

2026/02/12 18:05 

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 中国では15日から春節(旧正月)に伴う大型連休が始まる。今年は23日までの9連休で「史上最長」とされる。帰省や旅行で人口の大移動が起きる時期だが、これまで海外旅行先としてトップクラスの人気を誇った訪日旅行は、日中関係の悪化による逆風が続いている。

 今年の春節は17日。それに合わせて全国の交通機関は2月2日~3月13日、特別輸送態勢を組んでおり、期間中に過去最多の延べ95億人が移動する見込み。旅行や外食が盛んになる時期だけあって、消費停滞に悩む中国政府は消費券の配布や割引キャンペーンで景気の活性化を狙っている。

 国内の旅行熱は高いが、経済減速の影響か、コストパフォーマンスが重視される傾向にある。大手旅行サイトが発表した海外旅行先の人気ランキングでも、韓国やタイ、マレーシアなど近場のアジア諸国が上位を占めたが、日本はトップ10圏外に転落した。

 台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に反発する中国政府は、訪日旅行の自粛を国民に呼びかけており、団体旅行客を中心に大きな影響が出ている。中国国営中央テレビは、2025年の春節連休前の時期と比べ、26年は中国から日本への航空旅客数が半減したと伝えた。【北京・河津啓介】

毎日新聞

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