トランプ氏、イスラエルとの意見の隔たり示唆 イランとの交渉巡り
トランプ米大統領は11日、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談し、イランの核問題などについて協議した。トランプ氏は会談後に自身のソーシャルメディアで、両首脳が「決定的な結論には至らなかった」と明かし、意見の隔たりがあったことを示唆した。また、自身がイランとの交渉の継続を主張したとも説明した。
米国とイランは6日に交渉を再開した。イラン側は議題を、核開発を巡る問題に限定したい考えだが、イランと敵対するイスラエルは核だけでなく、弾道ミサイルの開発制限や中東の親イラン武装組織への支援停止も不可欠との立場だ。
ネタニヤフ氏は米側がイランと核問題に限定した形で合意することを警戒している模様で、今回の会談でも自国の要求をトランプ氏に伝えたとみられる。
トランプ氏は投稿で「非常に良い会談だった」としつつ、ネタニヤフ氏と意見が不一致だったことを示唆。「合意が達成可能かどうかを見極めるため、イランとの交渉を継続すべきだと主張した」とし、「もし合意ができれば、それが望ましい」とも伝えたという。
一方で、合意が難しい場合は、「結果を見守るしかない」とも強調。トランプ氏はこれまでもイランへの攻撃の可能性に繰り返し言及して圧力を強めており、軍事的な緊張が高まっている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、米国防総省が、2隻目の空母打撃群を中東海域に派遣する準備をするよう指示したと報じた。近く派遣命令が出される可能性があるという。
米国は既に原子力空母エーブラハム・リンカーンを中核とする空母打撃群を中東海域に展開させている。報道によると、米南部バージニア州沖で訓練を終えた空母ジョージ・H・W・ブッシュが2隻目になる可能性がある。
トランプ氏は10日、米メディアとのインタビューで、空母打撃群の追加派遣を検討していることを明かしていた。【ワシントン松井聡】
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