解けた雪に選手ら大苦戦 渡部暁斗「こんなもたもた走ることない」

2026/02/12 08:05 

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 ノルディックスキー複合男子個人ノーマルヒルが11日にあり、6度目の五輪出場となる渡部暁斗選手(北野建設)ら日本勢3人が出場した。クロスカントリー(距離)の会場となるテーゼロはここ数日と比べて高温となり、選手たちは解けて「ぐしゃぐしゃ」となった雪に苦しんだ。

 ◇IOC会長「ゆっくり走っているように見えますね」

 レースが始まったのは午後1時45分ごろ。現地は晴れて気温6度まで上がった。選手たちは深くて軟らかい雪に足を取られペースダウン。優勝したイエンスルロース・オフテブロ選手(ノルウェー)の後半距離(10キロ)のタイムは29分31秒4で、コースは異なるが前回2022年北京大会の1位のタイムより5分以上遅かった。

 レース後、渡部選手は「きつかったですね」と苦笑い。「硬い雪の時みたいにスキーに乗り込んでいくと、埋まりすぎちゃって、(板を)滑らせられない」と異例の状況を振り返った。山本涼太選手(長野日野自動車)も「スキー(板が)見えないんですよ。雪がぐしゃぐしゃすぎて。雪山の登山みたいな感じなので、ちょっとスキーとは違うかなっていう感じ」と話した。

 視察に訪れた国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長も驚いたという。レース後にあいさつに行った渡部選手に、「レースは面白かった。ゆっくり走っているように見えますね」と言ったという。渡部選手は「自分でも思いますもん。こんなにもたもた走ることないから」と話した。【テーゼロ森野俊】

毎日新聞

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