対イラン軍事行動制限巡り、米上院が決議案を否決 支持広がらず

2026/03/05 17:28 

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 米上院は4日、米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃を巡り、トランプ米大統領が議会の承認なしに攻撃を継続できないよう制限する決議案を採決するための動議を反対多数で否決した。米メディアによると、5日も下院で同様の採決が見込まれているが否決される見通しだという。

 採決結果は賛成47、反対53だった。上院の決議案は民主党のケイン議員と共和党のポール議員が提出。共和党はポール氏を除く全員が動議に反対した。民主党からもイスラエルへの支持を表明するフェッターマン議員が反対に回った。

 共和党内ではイラン攻撃への評価や米兵を支える立場から決議案への支持が広がらなかった。一方で、地上部隊の派遣や軍事作戦の長期化について警戒する声もある。

 米憲法は宣戦布告の権限を大統領ではなく、連邦議会が持つと規定。トランプ政権はイラン攻撃開始前に与野党幹部8人に事前通知し、3日には上下両院議員に説明も行った。だが議会の承認を得ずに攻撃に踏み切っており、民主党を中心に議会軽視との批判が根強い。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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