モジタバ師、イラン最高指導者として初めて声明 徹底抗戦の姿勢強調

2026/03/12 22:43 

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 米イスラエルとの交戦で殺害されたイラン最高指導者アリ・ハメネイ師の次男で後継者に選ばれたモジタバ・ハメネイ師(56)が12日、選出後初めて声明を出し、「地域の米軍基地への攻撃を続ける」と表明した。原油輸送の要衝ホルムズ海峡についても「あらゆる手段」で封鎖する意向を示した。イランメディアが報じた。

 モジタバ師は父が殺害された2月28日の攻撃に巻き込まれ負傷したと報じられていた。イラン指導部としては、モジタバ師の健在をアピールし、米側に対する抵抗を続ける意思を改めて鮮明にした形だ。

 声明はイラン国営テレビでキャスターによって読み上げられた。モジタバ師は「近隣国との友好関係を信じている」と述べる一方、「敵に打ち勝たねばならない」と強調。近隣国に対し、米軍基地を閉鎖するよう求めた。また、米軍による誤爆が指摘されているイラン南部の小学校空爆にも触れ、「報いを受けさせずにはおかない」と語った。

 モジタバ師は8日、聖職者で構成される「専門家会議」によってハメネイ師の後継者として3代目の最高指導者に選ばれた。だが、その後も公の場には姿を現しておらず、米紙ニューヨーク・タイムズは11日、米国とイスラエルの攻撃でモジタバ師が足などを負傷したと報じていた。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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