北朝鮮が大型ロケット砲の発射訓練 「420キロ以内に破壊的威力」

2026/03/15 10:25 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、600ミリ口径の超大型放射砲(多連装ロケット砲)の訓練が14日に実施され、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が視察したと伝えた。日韓両政府が14日に発射を確認した、10発以上の弾道ミサイルを指すとみられる。

 米韓両軍は9~19日の日程で朝鮮半島有事を想定した大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を実施しており、これに反発した可能性がある。

 朝鮮中央通信によると、訓練にはロケット砲12台が投入され、砲弾は発射地から364・4キロ先の日本海の島に命中した。金氏は訓練は「射程420キロ以内の敵に対して不安と戦術核兵器の破壊的な威力に対する認識を与える」ことが目的だと指摘。ロケット砲が韓国を攻撃するためのものだと明示した。

 金氏は、ロケット砲は外部からの挑発や侵攻を阻止できなかった場合は相手の軍事インフラなどを攻撃する「破壊的攻撃手段として使用する」と強調した。韓国紙・朝鮮日報によると、韓国国防省は北朝鮮が戦術核弾頭が搭載可能とされる600ミリのロケット砲を約80台生産したとみている。

 金氏の妹金与正(キム・ヨジョン)党総務部長は10日に「想像を絶するひどい結果を招くかもしれない」と米韓の演習を批判する談話を発表していた。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

国際

国際一覧>