<QAで解説>イランがホルムズ海峡「通航料」徴収か 欧米反発

2026/04/07 13:05 

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 ホルムズ海峡で、通過する船舶からイランが「通航料」の徴収を始めたと報じられています。原油1バレル当たり少なくとも1ドルとされ、もしこの徴収が続けば世界経済に大きな影響が出る可能性があります。Q&A形式で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ホルムズ海峡の通航料徴収問題」を解説します。

Q ホルムズ海峡ってどんな場所なの?

A 世界の原油供給量の約2割が通過する要衝で、戦闘前は1日あたり約2000万バレルの原油や石油製品が通過していました。

Q イランはどうやって通航料を徴収しているの?

A 海外報道によると、船舶はまず、通過に先立ち仲介業者を通じて積み荷や目的地、乗組員名簿などをイラン側に提出し、イランの革命防衛隊海軍の審査に「合格」すると「許可コード」と航路が指示されます。船舶は無線を通じて許可コードを伝え、承認されればイラン側のボートの護衛を受けて、海峡を通過します。

Q 通航料はどんなお金で払うの?

A 通航料の支払いは人民元や仮想通貨(暗号資産)で行われるとされています。

Q どんな国の船が通航を許可されたの?

A イランは「友好国」を5段階にランク付けし、友好度の高い国には有利な条件を提示しているとされます。これまでにマレーシアや中国、インドなどの船舶が通航を許可され、通航料を支払ったケースもあると報じられています。

Q インド政府は「払っていない」と話しているよね。

A インドは「航行の自由」の観点から「海峡通過に許可は必要ない」との立場で、支払いはしていないと説明しています。

Q 国際法では通航料の徴収は認められているの?

A 国際海峡であるホルムズ海峡では、国際法上、原則として通航料の徴収は認められていないとされ、欧米などは強く反発しています。

毎日新聞

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