北朝鮮、性能確認の試験を実施 7~8日の弾道ミサイルなどか

2026/04/09 09:29 

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 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、国防科学院とミサイル総局が6~8日に戦術弾道ミサイルの弾頭部や対空ミサイルなどの性能を確認する試験を行ったと伝えた。短距離弾道ミサイル「KN23」に複数の「子爆弾」を搭載し、威力を確認したという。

 報道によると、6・5~7ヘクタールの土地を「焦土化できることを実証した」といい、広範囲を無差別に攻撃するクラスター弾と同じ性能があるとみられる。

 クラスター弾は不発弾が多く長期にわたり民間人に被害を及ぼすため、クラスター弾禁止条約(オスロ条約)で使用や製造が禁止されているが、北朝鮮は加盟していない。

 ほかにも、近距離対空ミサイルの「戦闘的信頼性」を検証する試験のほか、電磁兵器や「炭素繊維弾」の試験も行われた。炭素繊維弾は炭素繊維を散布することで電力網を無力化する兵器を指すとみられる。ミサイル総局は、各試験を「武力発展で非常に重要な意味を持つ」と評価した。

 韓国軍は8日に、北朝鮮が同日午前と午後に東部元山(ウォンサン)付近から短距離弾道ミサイル数発を発射したと発表。7日にも首都・平壌付近から飛翔(ひしょう)体を発射していたとしていた。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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