韓国前閣僚の秘書ら証拠隠滅か、在宅起訴 旧統一教会との疑惑で

2026/04/10 12:32 

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から韓国政界に政治資金が流れた疑惑を捜査する韓国の合同捜査本部は10日、捜査を続けてきた田載秀(チョン・ジェス)前海洋水産相について「証拠が不十分」として不起訴にしたと発表した。ただ、田氏の秘書ら4人は証拠隠滅罪で在宅起訴した。秘書らが事務所のパソコンのハードディスクを破壊するなどしたという。

 田氏は6月の釜山市長選で与党「共に民主党」からの出馬を表明している。

 捜査本部は、田氏が教団側から2018~20年に現金とブランド品の時計を受け取った疑いがあるとみて、捜査に着手。教団本部や田氏の事務所などを家宅捜索していた。田氏は25年12月、「政府が動揺してはいけない」と辞任したが、金品の受け取りは否定していた。

 一方、捜査本部によると、秘書や補佐官4人が家宅捜索に備えて田氏の事務所のパソコンを初期化したり、ハードディスクを破壊したりしたという。

 合同捜査本部は「旧統一教会の資金を利用した政治家への違法支援など、現在捜査中の事案についても厳格かつ迅速に捜査し、実態を明らかにする方針だ」としている。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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