ウクライナ、ロシアへのドローン攻撃強化 「停戦破り」を非難

2026/05/08 09:11 

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 ロシアの対独戦勝を記念する9日の軍事パレードを前に、ウクライナがロシア領内への無人機(ドローン)攻撃を強めている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、自身が提案した一時停戦をロシアが履行しなかったとして非難し、攻撃強化を示唆している。

 「ロシアが攻撃するなら、我々も“長距離制裁”で応じる」。ゼレンスキー氏は7日、X(ツイッター)でこう表明した。同日、国境から1500キロ以上離れたロシア中部ペルミの製油施設への攻撃を成功させたという。最近の成果として、2000キロ近く離れた中部エカテリンブルクや南部チェリャビンスクなどの都市名も挙げた。

 ロシアは4日、8、9両日にウクライナとの戦闘を停止すると表明した。これに対しウクライナは停戦を6日に開始することを提案。だがロシアからの攻撃はやまず、ウクライナは「停戦破り」だと非難した。

 ロシアの一時停戦の提案に対し、ゼレンスキー氏は応じるか否かを明確にしていない。しかし6日のX投稿では、ロシアがモスクワ周辺の防空強化のため、地方から防空システムを移動させていると指摘。「我々にとっては好機となる」と述べ、防空が手薄となる地方を狙った攻撃を続けるかのような発言もした。

 ロシアは9日の軍事パレードで、ウクライナからの攻撃を警戒し、恒例だった兵器や戦車の車列を取りやめる方針を示している。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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