米中首脳会談開始へ 2025年10月以来 台湾問題など議論

2026/05/14 10:17 

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 中国を訪問中のトランプ米大統領と習近平国家主席は14日午前、北京の人民大会堂で会談する。両首脳の会談は2025年10月に韓国南部・釜山で実施して以来。台湾問題やイラン情勢のほか、新たな経済対話の枠組みや貿易、人工知能(AI)を巡る問題などを議論する見通しだ。

 人民大会堂では午前10時(日本時間午前11時)から歓迎行事が開かれ、その後、首脳会談が行われる。米大統領の訪中は、第1次政権時のトランプ氏が17年11月に訪問して以来8年半ぶり。トランプ氏は13日夜、ルビオ国務長官やヘグセス国防長官、実業家のイーロン・マスク氏ら多数の米企業トップとともに北京の空港に到着し、韓正国家副主席らの出迎えを受けた。

 トランプ氏は11月の中間選挙を前に、中国との間で経済分野での合意などの「成果」をアピールしたい考え。習氏は、米国との関係安定化を図るとともに、中国が唯一、米国と対等に渡り合える大国であることを国内外に誇示する狙いがあるとみられる。米国による台湾への武器売却についても議題とする意向だ。

 米国側は今回を皮切りに、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などの国際会議も含め、両首脳が26年中に4回会談する可能性があるとの見通しを示している。トランプ氏は年内に習氏をワシントンに招待する意向といい、習氏の訪米がどの時期に実現するかも注目される。

 14日の会談終了後、両首脳は北京の世界文化遺産「天壇公園」を訪問し、夕食会に出席する。15日も、共産党指導部が執務する北京の政治の中枢「中南海」で昼食を交えた協議などを行う予定だ。トランプ氏は、15日午後に北京を出発する。【北京・畠山哲郎、松井聡】

毎日新聞

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