ガザ平和評議会のムラデノフ氏「武装解除ならハマスの政党容認」
パレスチナ自治区ガザ地区の和平計画を巡り、ガザの暫定統治機関「平和評議会」の上級代表を務めるニコライ・ムラデノフ氏が13日、エルサレムで海外メディアの取材に応じた。ムラデノフ氏は、イスラム組織ハマスが武装闘争を放棄して武装解除に応じるならば、政党としての活動を認める余地があるとの認識を示した。
ハマスは一貫して武装解除に難色を示しており、ガザの和平計画は行き詰まっている。政治活動を容認することでハマスに武装解除を受け入れさせ、計画を進める狙いがあるとみられる。ただ、昨年10月の停戦発効後もイスラエル軍の散発的な攻撃が続いており、ハマスが受け入れるかは不透明だ。
ガザ地区は停戦以降、西側をハマスが実効支配し、東側をイスラエルが占領しており、事実上、分割されている。ムラデノフ氏は「現状維持がガザの人たちやイスラエルの安全保障にとって良いものだとは思えない」と指摘。「現状が長引けば状況は固定化されてしまう。計画を前に進め、暴力の悪循環から抜け出す必要がある」と述べた。
ムラデノフ氏は元国連特別調整官(中東和平担当)で、現在はエジプトなどの仲介国とハマスの武装解除などに向けて協議を進めている。13日はイスラエルのネタニヤフ首相とも会談した。【エルサレム松岡大地】
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