イスラエルとレバノン、停戦45日間延長 和平実現なお不透明

2026/05/16 17:15 

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 イスラエルとレバノンの停戦期限が迫る中、米国務省のピゴット報道官は15日、停戦を45日間延長すると明らかにした。両国が14~15日、米国で行った高官協議で一致した。米国の仲介の下、両国は和平交渉を続けるが、イランから支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルとの交戦は続いており、和平実現は不透明だ。

 イスラエルとレバノンの交戦は、現地時間4月17日に10日間の一時停戦が発効。4月23日にはトランプ米大統領が3週間の延長を発表していた。

 ピゴット氏によると、双方は6月2~3日に米国務省の仲介で高官協議を再開する。これに先立ち、5月29日にはイスラエルとレバノンの軍事当局者を米国防総省に招いて安全保障について協議するという。ピゴット氏は協議を通じて互いの主権の承認や国境沿いでの安全保障の確立につながることを期待すると述べた。

 ただ停戦後もイスラエルとヒズボラの衝突は続いており、米国とイランの停戦が不安定化する要因となっている。

 レバノン保健省によると、3月2日にイスラエルとヒズボラの交戦が本格化して以降、レバノン側の死者は2951人に上っている。一方、ヒズボラもレバノン南部に駐留するイスラエル軍などへの攻撃を続けており、これまでにイスラエル兵19人が死亡した。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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