中国の生存確認アプリ、名称変更 「死を連想させる」批判相次ぎ
中国企業が開発した単身者向けの生存確認アプリ「死了么(スーラマ)」(死んだか?)が、「在么在么(ザイマザイマ)」(いるのいるの?)に名前を変更し、東部・浙江省杭州市で試験運用を開始した。中国メディアが24日報じた。
このアプリは河南省の企業が開発した。利用者が2日以内にアプリ上の「チェックイン」ボタンをクリックしなければ、あらかじめ登録した緊急連絡先に通知が送られる仕組みで、1月上旬にはアップルの国内有料アプリランキングで首位に立ったほか、欧米メディアでも報じられ話題となった。
ただ、「死了么」という名称が死を直接想起させるため批判が相次ぎ、開発元は1月13日、名前をいったん「Demumu」に変更。ところがこれも不評だったとみられ、翌14日、中国のSNSで新たな名称を公募していた。
その後、アプリの価値に目をつけた杭州市上城区が開発元に支援を申し出て、高齢者の多い同区の一部地域での試験運用が始まった。文字を大きくしたほか、利用者がSOSを発信すると担当者が15分以内に自宅へ駆けつける仕組みも新たに導入したという。
中国では高齢化や若者の未婚率上昇などで、単身世帯が増加。2030年までに2億世帯に達し、1人暮らしの割合は30%を超えるとの予測もある。今回試験運用が始まった地域も、60歳以上の人口が44・4%に上るという。【北京・畠山哲郎】
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